模擬裁判実行委員会とは
東北大学法学部模擬裁判実行委員会は、本年度で73年目を迎える伝統、歴史のある自主ゼミです。「自主ゼミ」とは、その名称の通りに国立大学法人東北大学内法学部の団体として自主的に活動しているゼミであり、いわばゼミとサークルの中間的位置にあたります。法学部内では「もぎさい」「もぎ」などと呼ばれています。
当委員会では毎年秋に裁判劇を行っております。一般市民の皆様にご鑑賞いただき、法律問題を身近に感じていただいた上で「法律と社会の関わりについて考える」ということのきっかけを作ることを主な目的としているため、法律の知識がほとんどない方にも、法律に詳しい方にも楽しんでいただけるものにできるように努力しております。
当委員会は裁判劇のキャストはもちろん、その演技指導から広報活動などの外務活動や脚本制作、チケット、ポスター制作のような劇に関わること全てを委員である学生の手で行っています。
「模擬裁判」の多くは、裁判所や弁護士会、法科大学院での授業で行われておりますが、これらは実際に行われる裁判とほぼ同様の形で行われます。そのため、専門用語が多数使用されるなど、法律の知識を前提としたものが多い印象を受けます。それに対して、当委員会が毎年秋に上演させていただいている模擬裁判は他の多くの模擬裁判と異なり、裁判「劇」の形をとっておりますので、家庭、待合室 など、法廷以外のシーンがあるのが特徴です。
テーマ決定について
当委員会では、約1か月の期間で次の代の模擬裁判テーマを決定します。先代の公演が終わった後に委員全員でミーティングを開き、
世間で注目度が高い法律問題などを踏まえてテーマのアイデアを出し合います。ミーティングを重ねてテーマ候補をいくつかに絞った後、テーマ毎に班に分かれてリサーチを行います。各リサーチ班はテーマに関してのレジュメなどを作成し、ファイナルシンポジウム(プレゼンテーション会議)にて、各テーマのリサーチ結果や、もしそのテーマを採用したならばどういったシナリオ展開・劇演出ができるか等をプレゼンします。その後、投票によってテーマを決定します。
写真
・公演
・公演 舞台裏
・キャスト練習風景
・各種ミーティング
・新歓風景
・山形大学との交流