演出補助 松林敏生

先輩体験談第二弾は、もぎさい2年生、演出補助松林敏生(まつばやしはるき)さんです!

演出補助は演出(3年生)を補佐しながらキャストである1年生の演技指導をする役職です。おそらく上級生の中では1年生と最も深く関わることになると思います!

 

※この体験談インタビューは、オンライン上で文書のやり取りによって行ったものであり、感染症対策の観点から実際に対面での座談会などは行っておりません。

 

―――では、自己紹介をお願いします。

 

 

松林(以下 松) 長野県の屋代高校というところから来ました、松林敏生です。第68回模擬裁判公演「どうか、私を―被害者に臨まれた殺人―」では、被告人の弁護士である松永蓮役を務めさせていただきました。

 

 

 

―――裁判劇において、非常に重要な役を立派に務めあげた松林さん。舞台での堂々たる姿は、私の記憶にもよく残っています。

そんな松林さんは、どうしてもぎさいに入られたんですか?

 

 

松 高校3年生の夏に東北大のオープンキャンパスに参加した際、模擬裁判の先輩方とお話しする機会がありました。

そこで、ここの目的と、運営も学生の手で行われるという点に魅力を感じたのが入った主な理由です。

 

 

―――実際に入ってみて如何でしたか?

 

 

松 とにかくお互いに接する機会が多いので、同学年とも先輩とも仲が良くなりやすいというのが、コミュニケーションに難がある僕にとって非常にありがたいことでした。また、今まで自分という観点しか見ていなかった法というものを、当事者や実務家、裁判員など、演じた立場から見つめなおせたのは、今後にも役立つことかな、と勝手に思っています。今後に役立つといえば、演劇に必要とされる、滑舌、姿勢、表情などは演劇だけに必要とされるものではなく、社会に生きる上で絶対あったほうがいい能力なので、それらを鍛えられるのも模擬裁判のいいところなのかもしれません。

 

 

―――いいことづくめのように聞こえますね。ですが、是非ここは本音を伺いたいと思います。

もぎさいで、大変だったことはなんでしょう?

 

 

松 大変だったところは無いです…と言うのが我々にとって都合がいいのでしょうが、僕は嘘がつけないので正直に白状します。笑

まずは演技に対する抵抗です。母が演劇部だった、ということしか接点がない私にとって、演劇は「すごいとは思うがやりたいとは思わないランキング」上位の常連でした。さらに声の低さと滑舌の低さに定評のある私はそもそも向いてないのではないかという思いもあり、実際練習ではかなり苦労しました。しかし、あれだけ感じるだろうと思っていた恥ずかしさも皆が懸命にやっている環境ではさほど感じることはなく、あれができないこれができないと愚痴りながらも先輩に付き合ってもらった自主練習も今では良い思い出です。

 

 

 

―――本気で練習に打ち込むことで、自分の殻を破れるというのも、もぎさいならではの良さでしょう。

実務家(裁判官、検察官、弁護士)役は法廷ならではの言い回しなどが多く、難しいと聞きます。キャスト時代、特に意識したり、工夫されていたことはありますか?

 

 

松 私自身の話し方が阿呆っぽいので、実務家らしい、落ち着いた頭の良さそうな話し方をすることをかなり意識しました。最初は悩みに悩みましたが前年に実務家をやっていた先輩を中心にアドバイスをいただき、最終的には何とかそれらしくなれたのがうれしかったです。

 

 

 

―――それでは最後に、新入生の皆さんに向けて、メッセージをお願いします!

 

 

松 ぜひ模擬裁判に入って、私たちと一緒に頑張りましょう!

 

 

―――松林さん、ありがとうございました!

 

自分たちも同じ苦労をしてきた上級生だからこそ、後輩のキャストにも親身になって、全力で指導ができるのでしょうね。

明日も、同じく演出補助で、昨年の公演では主演を務めた委員のインタビューを掲載します!

お楽しみに!!

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