基本データ
正式名称 東北大学法学部模擬裁判実行委員会
活動時期 役職による
委員数 3年生 15名
2年生 14名
※委員紹介もご覧ください!
東北大学法学部模擬裁判実行委員会、通称”もぎさい”は、毎年秋に東北大学百周年記念会館(川内萩ホール)で”模擬裁判公演”を行っている、東北大学法学部公認の自主ゼミです。
自主ゼミとは…?
東北大学法学部内で、学生が自主的に結成する法律・政治系の団体です。ゼミ(勉強会)とサークルの中間のような存在と思っていただいて大丈夫です。
さて、皆さんは”模擬裁判”という言葉をご存知でしょうか?
一般に”模擬裁判”というと、大学の法学部や法科大学院で行われる”講義”のことを指します。これは主に法曹(裁判官、検察官、弁護士)などの法律の専門家を目指す学生が、実際の裁判の様子を勉強するために行われるものです。
一方、当委員会で行っている”模擬裁判”は講義ではなく”劇”です。
またその目的も「裁判劇を通して、市民の方々に法と社会のかかわりについて考えてもらうきっかけづくりをする」というもの。
もちろん学生自身が法律や社会問題などについて学ぶこともできますが、私たちの一番の活動理念はあくまで、「法律を専門的に学んだことが無い人にも、社会や人々の生活と法との関わりを考えてもらうこと」です。
したがって、劇の内容も、裁判のシーン(法廷シーンと呼んでいます)のみでなく、裁判当事者(被告や被害者、その関係者など)の人間性や生活風景についても詳しく描いたものとなっています。
過去の活動についてはこちらをご覧ください!
当委員会の活動時期は役職により様々です。
大まかに紹介すると
3年生…委員長、副委員長、総務・財務の、委員会運営の中枢となる役職の他、舞台構成を統括する舞台監督、キャストの演技指導をする演出、実際
に劇の台本を執筆するシナリオ、また音響・PVなどを担当する効果美術といった、劇の根幹をなす役職を務めます。そして、外務、チケット販売、パンフレット、広報といった、外部交渉や宣伝活動の統括をする役職も3年生が務めます。
2年生…演出(3年生)の補佐をしてキャストの演技指導を担当する演出補助(助演)の他、大道具作成、場面転換を担う大道具も2年生が務めます。
1年生…1年生は全員がキャストとして実際に劇を演じてもらいます。
「僕/私、演技経験ゼロなんですが…」
心配ご無用です!上級生もそのほとんどが演技未経験者でしたが、練習期間を通して主演や、難しい実務家役(裁判官、検察官、弁護士)を演じられるようになりました。演技指導は演出や演出補助が丁寧に行うので大丈夫です。
以下に簡単に入会1年目、即ちキャストの1年を記していきます。
5月下旬~6月上旬
入会確定
あなたも晴れてもぎさいの一員です。
6月中旬~7月中旬
前期・中期キャスト練習
早速練習開始です。
最初のうちは、簡単な脚本を使って演技に慣れてもらうことから始めます。初心者でも演じやすいので、楽しいですよ!
練習は週2回、平日の講義終了後(大体16:30~)に行います!
試験が始まる1、2週間前には終わるので、勉強との両立も心配いりません!(練習後に先輩から試験のコツなど聞けちゃうかも…?)
ボイストレーニングの様子です。
「大きい声を出すのは苦手…」
大丈夫です。(筆者もそうでした)
基礎の基礎から教えてもらえるので、気づいた時にはホール中に響くくらいの声が出るようになります。
もぎさいの練習では演技力に磨きがかかることはもちろん、前期からキャストの仲間たちと協力して取り組む時間が多いため、1年生同士の仲も早い段階で深まること間違いなしです!
後半では簡単な脚本を使って実際に演劇を行います!
自分の役を演じきる楽しさ、ぜひ体感してみてください。
8月
台本渡し
いよいよ完成した本番の脚本がキャストの皆さんの手に渡ります!
脚本担当の上級生は、この日のために半年以上の時間をかけて脚本執筆を行います。
10月上旬〜11月中旬
後期キャスト練習
さあ、公演に向けて本格的な練習開始です!
約1ヶ月半、週5日練習します。練習は基本的に16時30分〜20時です。
「キツイ…」と思われるかもしれません。確かに、集中的に練習を行うため、大変なこともあるでしょう。
しかしその分、本番の感動はかけがえのないものです!
ボイストレーニングも屋外がメインになります。
この頃には、皆んなかなり声が出るようになります!
台本に沿って演技練習をします。
台本をもらってから本番までは、自分の役ととことん向き合う時間です!
どんな性格か、どんな人生を歩んできたのか、この劇ではどんな役割を果たすのか…ぜひ自分の役を好きになってくださいね!
萩ホールでの練習もあります!
本番さながらの緊張感が漂います…!
11月
本公演
いよいよ本番当日、公演は2日間行います。
夏からの練習の集大成。家族や友人に、普段とは違う自分を見せるチャンスです!
場面転換、音響、照明、メイクの他、受付、誘導など、裏方も全て学生である委員の手で行います。
全員が一丸となって一つの劇を作り上げます!
公演終了後から年度末
次回公演テーマ決め、各種ミーティング
公演が終わると代替わりです。
次年度公演に向けて、テーマ決めや動員計画などのミーティングを行います!
駆け足でしたが、もぎさいの一年の紹介でした!
ちなみに、キャスト練習の裏では上級生が脚本執筆や大道具製作、広報活動を行っています!
全てを学生の手でやるからこそ、公演後に得られる「達成感」はどこの自主ゼミにも負けません!
あなたも、私たちと一緒に感動の涙を流しませんか?
皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!!